テルラーネル クラシコ ~ 三兄弟の個性の良いとこ取り!結果、私はだ~れ?となってしまうほどの絶妙のブレンド

2022年6月18日



名称(和文) テルラーネル クラシコ
名称(欧文) Terlaner Classico
生産年 2020年
生産者 テルラーノ / Terlano
生産国 イタリア
生産地域 トレンティーノ=アルト・アディジェ州
タイプ 白 辛口
ブドウ品種 ピノビアンコ、シャルドネ、ソーヴィニョンブラン
原産地呼称 アルト アディジェDOC
アルコール度数 13.5%
輸入業者 ヴィーノフェリーチェ
飲んだ日 2022年6月4日
飲んだ場所 自宅
購入場所 トスカニー
購入価格 3,344円(税込)
合わせた料理 デパチカ総菜(カイゼル)
印象を一言で 三兄弟(三種類の品種)の個性の良いとこ取り!結果、私はだ~れ?となってしまうほどの絶妙のブレンド
評価(リピートは?)
☆は1~5つまで(5が最高)
☆☆☆

【詳細】

は麦わらのようなイエロー。やや粘度があり、足が強く見えます。

香りは樽香がやや強めに感じられます。最初のうちは樽香のみが立ってきました。あまり低い温度では香りが開かない様子でした。やがて、蜜の香りがしてきました。

わってみると、グレープフルーツなどの柑橘系の酸味が感じられます。ソーヴィニヨン・ブランの印象がやや強めに出ていました。が、一方で、ミネラル感が強く感じられる点、シャブリなどのシャルドネのような雰囲気も。味の特徴としては際だった個性はないものの、全体のバランスが非常に良く、上品な味わいです。とても美味しいワインです。色はしっかりしながら柑橘の味わいが楽しめます。

ブラインドで出されたら、まずシャルドネと答えてしまいそうですが、一方で、ソーヴィニヨン・ブランの柑橘系も際立ちます。ピノ・ビアンコは二人をつなぎ止める役割でしょうか。非常に面白いワインだと思います。

さらに、時間が経ち、温度が上がってくると、さらに旨みが増します。まるで葡萄の茎に口をつけて、その旨みを吸い取っているような美味しささえ感じました。

料理との相性については、この日、小田急百貨店の「カイゼル」で購入した総菜とあわせてみました。

まず、「鶏肉のソテー トマトソース」ではトマトソースの酸味とこのワインの酸味が実に良く調和して、料理の旨みを増してくれます。

次に「豚肉のカフェ・ド・パリ風」ですが、こちらも見事に相性が良いです。ローズマリーやバジルの苦さが中和されて香りだけが残ります。ハーブ類との相性も良いようです。

トレンティーノ=アルト・アディジェ州はオーストリアに国境を接する北東部にあります。イタリアなのにドイツ的と呼ばれる地域ですが、白ワインでは何と言ってもこのテルラーネル・クラシコが有名なんだそうです。100年以上前からシャルドネ、ピノビアンコ、ソーヴィニョン3品種のブレンドで造られてきた伝統的なワインで、火山岩の特殊な地質であるため豊かなミネラル感が特徴的だとされているそうです。