菊鹿シャルドネ樽熟成 ~ 贅沢な樽香と果実味の豊かなワイン。我々にとっては奇跡の体験を思い出す貴重なワイン
名称(和文) | 菊鹿シャルドネ樽熟成 |
名称(欧文) | Kikuka Chardonnay Barrel Aged |
生産年 | 2019 |
生産者 | 熊本ワインファーム株式会社 / Kumamoto Wine |
生産国 | 日本 |
生産地域 | 熊本県山鹿市菊鹿町 |
タイプ | 白 辛口 |
ブドウ品種 | シャルドネ 100% |
原産地呼称等 | |
アルコール度数 | 13% |
輸入業者 | |
飲んだ日 | 2022年 9月24日 |
飲んだ場所 | 自宅 |
購入場所 | 熊本県内のリカーショップ |
購入価格 | 3,993円(税込) |
合わせた料理 | 豚しゃぶ |
印象を一言で | 実に贅沢な樽香とフルーツの味わい豊かなワイン。日本のワインもここまで来たか!と飲むたびに驚きが大きくなる。 |
評価(リピートは?) ☆は1~5つまで(5が最高) |
☆☆☆☆ |
【詳細】
色はやや黄土色がかった黄金色。
香りは圧倒的な樽香とともにブランデー、アプリコット、バニラ、蜜、パッションフルーツなど様々。ただ、この樽香の強さについては、賛否分かれるかもしれません。熊本ワインが出している樽熟成の名が付かない普通の「シャルドネ」の方を好む方もいらっしゃると思います。
味は、適度でやわらかい酸味があり。パイナップルのようなトロピカルなフルーツの味わいです。実に旨みが豊かな贅沢な味わいがします。まさかこれが日本のワインとは!ブラインドで出されたら誰も想像ができないのではないでしょうか。
料理との相性ですが、この日、豚しゃぶに合わせてみました。島根県浜田市で生産されるケンボローの豚の甘い脂の部分がワインで見事に中和され実に美味になります。このワインのおかげでしゃぶしゃぶも上品な甘みさえ感じるほどに。すばらしい相性でした。
さて、実はこのワイン、数年前佐藤陽一さんの「マキシヴァン」でブラインド提供され感激したとき以来の再会となりました。ブラインドで出され全く分からなかったワインですが、その旨みには驚き、また答を教えてもらった時の衝撃は大きかったです。
さらにもっと驚いた事が……。佐藤さんはワインの声を聞きながら一つ一つお客さんに合わせて提供するということで有名な方。この日もワインの棚を見ていたら、このワインが「私をあのお客さんのところに連れて行って!」と聞こえたそうです。実は、私たちのうち一人はまさにこのワインが生まれた菊鹿町の出身。もちろん佐藤さんはそれを事前に知るよしもありません。あまりの偶然に驚き、この日は涙を流しながらこのワインを飲んだことを覚えています。佐藤さんも驚いていらっしゃいました。
ステンレスタンクによる発酵。その後、フレンチオークで樽熟成させています。
この2019年ヴィンテージは日本ワインコンクールで金賞・部門最高賞を受賞しています。
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