山梨大学 山梨メルロー ~ 日本で唯一のワイン技術者養成講座を持つ大学の威信をかけた傑作!
名称(和文) | 山梨大学 山梨メルロー |
名称(欧文) | 表示無し |
生産年 | 2017年 |
生産者 | メルシャン株式会社 |
生産国 | 日本 |
生産地域 | 山梨県 |
タイプ | 赤 辛口 |
ブドウ品種 | メルロー 100% |
アルコール度数 | 13.5% |
輸入業者 | |
飲んだ日 | 2022年3月26日 |
飲んだ場所 | 自宅 |
購入場所 | ワインズ新富屋 |
購入価格 | 6,000円(税別) |
合わせた料理 | パテ・ド・カンパーニュ、イタリアンサラダ、豚ロースのソテー グリーンペッパーソース、粋甘粛 |
印象を一言で | 日本で唯一のワイン技術者養成講座を持つ大学の威信をかけた傑作! |
評価(リピートは?) ☆は1~5つまで(5が最高) |
☆☆☆☆ |
【詳細】
色はガーネット。しっかりとした足を持ちます。
香りに関しては、最初の印象はとにかく穏やかで気持ちの良い香りの印象。なめし革、わずかに樽の香り。最初のうちは熟成香はさほどしません。おとなしく、クセのない上品な香りがとても印象的です。
味わってみると、まずしっかりとしたタンニンを感じます。一方でなめらかさもあり、バランスは絶妙です。そして、後口にブドウの旨みが立ち上ってきます。明るさ、軽さもあり、良いワインというのはこういうのを指すのだなぁ……と実感します。
料理との相性は、この日、まずパテ・ド・カンパーニュと合わせてみました。想像通り、しっかりと支えてくれます。このとき、ブルーベリーのジャムと一緒にいただきましたが、こちらも相性をさらに高めてくれます。イタリアン・ドレッシングのサラダもまた良い相性です。
そして、この日のメインである豚ロースのソテー グリーンペッパーソース添えはワインのタンニンが柔らかくなり、このワイン本来の旨さを際立たせてくれます。
さらに、この日はデザートとして干し柿のお菓子「粋甘粛(すいかんしゅく)」を食べたのですが、こちらもまたワインと絶妙なハーモニーを生み出してくれました。ワイン本来の味を引き立ててくれました。
先日の「樽熟成」と同じく、山梨大学が産学連携・社会貢献として、地元ワイナリーと共同して販売しているワイン。こちらはメルシャンが製造を担当しています。このワインは「低農薬ぶどう栽培」と「ポリフェノール」に関する研究成果などを基に、メルシャンの「城の平」で収穫されたメルローを使って醸造されたものです。
ちなみにここだけの話。このワインには誕生秘話みたいなものが……。私が関係者に取材したのですが、こうした産学連携で山梨大学が販売していたワインは、始まった当初、さほどインパクトのあるものではなかったとか(関係者さん、ごめんなさい!)。そこに大学の職員、特にある職種の方々から「学外に手土産として持っていって恥ずかしくないワインを作るべき!」と強く直訴されて、出来上がったワインがあり、この「山梨メルロー」こそ、その1つとか。確かに値段もしますし、「渾身の1本」と言えるかも知れません。まさに大学のプライドをかけたワインですね!
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